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第17章 揺れる心

球技大会の翌日です。

１時間目の授業はホームルーム。

鈴木先生が黒板の前で話します。
「今日は、恋愛感情と淫交について、皆さんと考えたいと思います。　世の中では一般的に、愛し合う男女同士で性行為をします。　でも、淫交コースの皆さんは将来、多くの人がアダルトビデオ業界や風俗店で働くでしょう。　淫交コースで勉強中も、社会に出てからも、愛のない性行為を日常的に行わなければならないのです」

「難しい問題だけど、俺は心の中で美佳ちゃんに謝りながら、ちゃんとチンコを勃たせて他の女とセックスできると思います」
ケンちゃんが言いました。

「なんで私に謝らなあかんの？　勝手に私の彼氏にならんといてんか」
冷たい口調で言う美佳ちゃん。

「美佳ちゃんはどう思いますか？　恋人がいたとして、他の男性とセックスをすることは？」
鈴木先生は美佳ちゃんに尋ねます。

「割り切ったらええんやと思います。　恋人とのセックスと仕事でのセックスは全く別物やって」