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儚き陽炎
第3章 独り言
だけど、一番はお尻の臭いを嗅がれた事。
私には想像もできなかった。
まさか、一日中一緒に過ごしトイレも行った。体臭も当然あるし女性として一番隠したい部分の匂いを嗅がれ舐められた。
私の想像をはるかに超えた行為に、絶望と羞恥と困惑の中から得体のしれ無い快感と歓喜に震え、お漏らししてしまったあの日。
私の自我が何処かに飛んでしまい、和也に全て奪われたように感じた。
その後は、隠す事も何もなく、本能のまま行為にのめり込み本当の自分に気付いた。
今までの、周りに気遣い、いい人を演じていた私と、和也とふたりきりの時の私。
和也と二人だけの秘密の時間。
二人きりだと何でも従う。
逢いたい・・・
辱められ、その後、優しく抱かれたい。
和也に・・・
考え出すと、又、疼き出す体を振り切り、立ち上がり仕事に向かう準備に取り掛かる。