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乳母…めのと
第6章 乳母…6

だんだんと犯人像が見えてきたようだった。
「ほら、ここ!この人だよ。」
あおいが突き落とされた歩道橋周辺の防犯ビデオに映った人と、交差点であおいを押した人と似た人の姿があった。
「知り合いではない?」
あおいには見覚えがない人だった。
二つの防犯ビデオに同一人物と思われる人が映っているということは、あおいを狙っての犯行だと思われた。
「やっぱり私?」
あおいは震えながら画面を見つめていた。
「あおいちゃんが知らなくて、相手はあおいちゃんを知っている…」
川口は次の録画を映し出した。
その犯人と思われる人の足取りを追うために、通り沿いの防犯カメラを設置されている店や場所に協力を依頼して犯人を確定しようとした。
いくつもの映像から犯人は男性の確率が高くなっていた。
「やっぱり分からない?」
あおいは首を傾げながら画面に顔を近づけジッと見ていたが、分からないようだった。
「あっ!」
犯人が誰かと話しをしている様子が映し出された。
ベビーカーを引いた女性だった。
「あおいちゃんのママ?」
あおいは二、三度ほど会話をした女性を思い出した。
「あおいちゃんのママ?この女性を知っているの?」
「はい。。たまたま出会って、挨拶をする程度だったけど…」
「この女…桜田の妻だよ。」
「え?桜田さんの?」
あおいは一度だけ桜田の家に行った時にチラッと見たことがある女性を思い出した。
「どういうこと?」
あおいの頭の中は真っ白になった。
「ほら、ここ!この人だよ。」
あおいが突き落とされた歩道橋周辺の防犯ビデオに映った人と、交差点であおいを押した人と似た人の姿があった。
「知り合いではない?」
あおいには見覚えがない人だった。
二つの防犯ビデオに同一人物と思われる人が映っているということは、あおいを狙っての犯行だと思われた。
「やっぱり私?」
あおいは震えながら画面を見つめていた。
「あおいちゃんが知らなくて、相手はあおいちゃんを知っている…」
川口は次の録画を映し出した。
その犯人と思われる人の足取りを追うために、通り沿いの防犯カメラを設置されている店や場所に協力を依頼して犯人を確定しようとした。
いくつもの映像から犯人は男性の確率が高くなっていた。
「やっぱり分からない?」
あおいは首を傾げながら画面に顔を近づけジッと見ていたが、分からないようだった。
「あっ!」
犯人が誰かと話しをしている様子が映し出された。
ベビーカーを引いた女性だった。
「あおいちゃんのママ?」
あおいは二、三度ほど会話をした女性を思い出した。
「あおいちゃんのママ?この女性を知っているの?」
「はい。。たまたま出会って、挨拶をする程度だったけど…」
「この女…桜田の妻だよ。」
「え?桜田さんの?」
あおいは一度だけ桜田の家に行った時にチラッと見たことがある女性を思い出した。
「どういうこと?」
あおいの頭の中は真っ白になった。

