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乳母…めのと
第6章 乳母…6
翌日、桜田が川口に呼ばれた。
弁護士から呼ばれるとなると、断る勇気もなくなるのだろう。桜田は約束の時間にキチンと事務所にやってきた。
川口は防犯ビデオを一通り見せた。
桜田は絶句していた。
「あなたの軽はずみな行動があなたの周囲の人達を不幸に陥れたんじゃ無いのですか?」
「妻は…取締役の娘で…断れなくて…どうしても愛せ無かった。そんな時にあおいが入社してきて…癒された。彼女と居ると幸せで…彼女との時間があるから、家に帰っても優しくいられたんだ。夫婦円満でいられたんだ。だから。娘にもあおいのような女になって欲しくて…あおいとの子供も欲しかった。本当に。でもいざ出来たら、どうしたらいいのか分からなくて…あおいとの事は義父が調べて…退社させ…少しホッとしたけど…あおいに会いたくて。でも妻の心が壊れていて、私も壊れそうだった。もう、どうしたら良かったのか…」
桜田は涙を流していた。
「今後どうするか彼女の決断次第だよ。彼女は今ショックで考えられ無いようだから…」
「あおいは?あおいに謝りたい。あおいに会わせて欲しい。」
桜田の言葉に川口は断わった。
弁護士から呼ばれるとなると、断る勇気もなくなるのだろう。桜田は約束の時間にキチンと事務所にやってきた。
川口は防犯ビデオを一通り見せた。
桜田は絶句していた。
「あなたの軽はずみな行動があなたの周囲の人達を不幸に陥れたんじゃ無いのですか?」
「妻は…取締役の娘で…断れなくて…どうしても愛せ無かった。そんな時にあおいが入社してきて…癒された。彼女と居ると幸せで…彼女との時間があるから、家に帰っても優しくいられたんだ。夫婦円満でいられたんだ。だから。娘にもあおいのような女になって欲しくて…あおいとの子供も欲しかった。本当に。でもいざ出来たら、どうしたらいいのか分からなくて…あおいとの事は義父が調べて…退社させ…少しホッとしたけど…あおいに会いたくて。でも妻の心が壊れていて、私も壊れそうだった。もう、どうしたら良かったのか…」
桜田は涙を流していた。
「今後どうするか彼女の決断次第だよ。彼女は今ショックで考えられ無いようだから…」
「あおいは?あおいに謝りたい。あおいに会わせて欲しい。」
桜田の言葉に川口は断わった。