この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
乳母…めのと
第1章 乳母…1
桜田は憎かったが、お腹の子供は愛おしく感じていた。
ただ1人の身内だ。
8カ月健診の日、赤ちゃんの心音を聞き、女の子だという確定の映像を見て、顔まで見えていた。
逆子になったりしたが、時々胎動を感じ順調で気持ちも安定していた。
そろそろ出産準備品をまとめておかないとならないかな…と検診帰りに思いながらゆっくりと歩いていた。
歩道橋を下りかけた時、お腹がグニャリとかなり動いた。
「もう、こんなに元気で…ふふふ。」
一旦止まりお腹を撫で、再び動き出そうと手摺りに手を掛けようとした時、
「えっ??きゃあああ!!」
背中を誰かに押された気がし、後ろを振り返ろうとすると、もう一度背中を先程以上に強く押されバランスを崩した。
「あっ。!」
視界がズルッと滑り落ちた。
ただ1人の身内だ。
8カ月健診の日、赤ちゃんの心音を聞き、女の子だという確定の映像を見て、顔まで見えていた。
逆子になったりしたが、時々胎動を感じ順調で気持ちも安定していた。
そろそろ出産準備品をまとめておかないとならないかな…と検診帰りに思いながらゆっくりと歩いていた。
歩道橋を下りかけた時、お腹がグニャリとかなり動いた。
「もう、こんなに元気で…ふふふ。」
一旦止まりお腹を撫で、再び動き出そうと手摺りに手を掛けようとした時、
「えっ??きゃあああ!!」
背中を誰かに押された気がし、後ろを振り返ろうとすると、もう一度背中を先程以上に強く押されバランスを崩した。
「あっ。!」
視界がズルッと滑り落ちた。