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乳母…めのと
第1章 乳母…1
隼人をベビーベッドに寝かせると、佐野は紅茶を入れてくれた。
そして窓の外を見ながら世間話をしていた。
あおいは会社をクビになったとは言わずに辞めた事を言い、急ぎで就職先を探さないとならない事などを話した。
「あの…あおいさん、もしよかったら…ここでシッターをしてくれないかな?」
真面目な顔で佐野は言った。
「え?私?子育てもしたことがないし、上手く出来ないですよ。ベテランの方を探した方が…」
「いや、母親みたいなシッターさんがいいんだ。ベテランだと、おばあちゃんみたいなシッターばかりだし。」
「私、無知だし…力不足だと。。」
「俺も…自分の子供には責任を持つから。俺のサポートをして欲しいんだ。」
「お掃除のお手伝いさんは、週に2度程頼んでる。でも細かい家事は頼むようになるかも知れないけど…」
「家事なら得意では無いけど、普通に…多分…出来ますけど…」
「住み込みでお願いしたいんだけど…」
「住み込み?」
「ちゃんとそれなりの給料は支払うし…君のサポートもするから。」
「え?私のサポート?」
「あ…いや…シッターの仕事のサポートだよ。」
佐野は苦笑いをした。
佐野はフリーで働いていた。
なので夜遅くまで仕事に没頭していたり、急な打ち合わせで出掛けたりと不規則な生活だった。なので、子供をいつでも見てくれる人がいたら安心して働けるのだった。
あおいは、母のいない隼人を不憫に思っていたと同時に母性が芽生え、子供を育てられる事が嬉しく感じた。
そして窓の外を見ながら世間話をしていた。
あおいは会社をクビになったとは言わずに辞めた事を言い、急ぎで就職先を探さないとならない事などを話した。
「あの…あおいさん、もしよかったら…ここでシッターをしてくれないかな?」
真面目な顔で佐野は言った。
「え?私?子育てもしたことがないし、上手く出来ないですよ。ベテランの方を探した方が…」
「いや、母親みたいなシッターさんがいいんだ。ベテランだと、おばあちゃんみたいなシッターばかりだし。」
「私、無知だし…力不足だと。。」
「俺も…自分の子供には責任を持つから。俺のサポートをして欲しいんだ。」
「お掃除のお手伝いさんは、週に2度程頼んでる。でも細かい家事は頼むようになるかも知れないけど…」
「家事なら得意では無いけど、普通に…多分…出来ますけど…」
「住み込みでお願いしたいんだけど…」
「住み込み?」
「ちゃんとそれなりの給料は支払うし…君のサポートもするから。」
「え?私のサポート?」
「あ…いや…シッターの仕事のサポートだよ。」
佐野は苦笑いをした。
佐野はフリーで働いていた。
なので夜遅くまで仕事に没頭していたり、急な打ち合わせで出掛けたりと不規則な生活だった。なので、子供をいつでも見てくれる人がいたら安心して働けるのだった。
あおいは、母のいない隼人を不憫に思っていたと同時に母性が芽生え、子供を育てられる事が嬉しく感じた。