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乳母…めのと
第4章 乳母…4
お喋りをしながら食事をし、気付くと2時間近く滞在していた。
「あの…そろそろ帰らないと…」
あおいは、申し訳なさそうに言った。
「あ、ごめん、ごめん。あまりに楽しくて。」
「いえ、私の方こそ楽しかったです。」
「ちゃんとお休みを貰わないと疲れちゃうよ。」
「ありがとうございます。でも離れていると心配で…」
「佐野さん?」
「ふふ。違いますよ。隼人君。泣いてないかな?とか寂しがっていないかな?とか。」
「そうかぁ、もう立派なママだな。」
「ママじゃないけどママです。」
寂しそうにあおいが言うと、
「ママだよ。素敵なママだ。俺もあおいさんみたいなママが欲しいな。」
そう言いながら、あおいの肩を抱いた。
この二人の姿を先程会ったベビーカーの女性は見つめていた。
「小さな子供がいるのに、男とホテルで密会?」
2時間もロビーで待ち伏せしていたのだ。
女性はあおいと駅で別れた川口の後をベビーカーを引きながらつけていた。
「あの…そろそろ帰らないと…」
あおいは、申し訳なさそうに言った。
「あ、ごめん、ごめん。あまりに楽しくて。」
「いえ、私の方こそ楽しかったです。」
「ちゃんとお休みを貰わないと疲れちゃうよ。」
「ありがとうございます。でも離れていると心配で…」
「佐野さん?」
「ふふ。違いますよ。隼人君。泣いてないかな?とか寂しがっていないかな?とか。」
「そうかぁ、もう立派なママだな。」
「ママじゃないけどママです。」
寂しそうにあおいが言うと、
「ママだよ。素敵なママだ。俺もあおいさんみたいなママが欲しいな。」
そう言いながら、あおいの肩を抱いた。
この二人の姿を先程会ったベビーカーの女性は見つめていた。
「小さな子供がいるのに、男とホテルで密会?」
2時間もロビーで待ち伏せしていたのだ。
女性はあおいと駅で別れた川口の後をベビーカーを引きながらつけていた。