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この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第5章 第二話【春の日】其の壱
 楼主の話はどうにも信じがたいものではあったけれど、亡八としてこの花乃屋を切り盛りして既に二十年、その辣腕ぶりは、おしがとてよく知っている。甚佐の眼に狂いはない。―殊に女を見る眼にかけては。
―やれやれ、何だか知らないが厄介なものを背(し)負(よ)い込んだねえ。
 おしがは内心、ぼやいた。ただの醜い炭団娘ならば、何のことはない、下女としてせいぜいこき使ってやれば良いだけだ。だが、甚佐の口ぶりでは、どうやら、あの娘を使える玉だと見込んでいるようだ。いずれは見世に出そうと算段しているのかもしれない。女郎屋にとっては売れっ妓は一人でも多い方が良いに越したことはない。
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