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この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第7章 第二話【春の日】其の参
「何とまあ、嬉しいことを言うてくれなんすね、この子は」
 松風の眼に光るものがある。
 その涙を見、お逸もまた胸に迫るものがあった。泣き顔を見られたくないためか、松風がつと顔を背けた。眼を伏せて障子窓を見詰める松風の横顔を穏やかな春光が照らしている。その美しい面には先刻の華やぎは微塵もなく、常よりも更に濃い憂愁がふちどっていた。
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