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この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第7章 第二話【春の日】其の参
 ゾッとするようなその眼に、お逸の華奢な身体が戦慄(わなな)いた。
 甚佐はしばらくお逸を見つめていたかと思うと、直にプイと前に向いた。途端に張り詰めていた緊張が緩み、お逸は我知らず小さな息を吐いた。無意識の中に、例のお守り―松風の書いてくれた歌を結びつけた梅の枝を胸の上からギュッと押さえていた。
―お父さんは物判りは良いお人だけれど、腹の中では何を考えてるか判りいせん。くれぐれもそれは憶えておきなまし。
 松風が囁いた科白が今更ながらに甦る。
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