この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第10章 第三話 【白妙菊の約束】其の参 
 妙乃は眼を伏せた。記憶を手繰り寄せるかのように、じっと眼を瞑っている。
「確か、季節は夏の終わりで―、そう、私の家の近くに小さな川が流れているのです。その川原には丁度、白妙菊が一面に咲き乱れていて。それはもう、見事な光景でした」
「白妙菊―?」
 お逸が小首を傾げると、妙乃は淡く微笑した。
 陽光が妙乃の横顔に微妙な陰影を与えている。それはどこか十一歳の少女とは思えぬ大人びた、それでいて儚げな美しさにふちどられている。
/880ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ