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この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第10章 第三話 【白妙菊の約束】其の参
「本当に良いのね?」
それでも、もう一度念を押さずにはいられない。真っすぐに見つめるお逸のまなざしを妙乃もまた、ひたむきな眼で受け止める。
それは紛れもなく恋する女、切なく烈しい恋に身を灼く女の瞳であった。
ああ、妙乃は間違いなく恋を、あの翔太という手紙を書いた男に恋をしているのだなと、この時、お逸は思った。
「達者でね。無事を祈るわ」
お逸が想いを込めて見つめると、妙乃もまた、真摯な眼で頷いた。
それでも、もう一度念を押さずにはいられない。真っすぐに見つめるお逸のまなざしを妙乃もまた、ひたむきな眼で受け止める。
それは紛れもなく恋する女、切なく烈しい恋に身を灼く女の瞳であった。
ああ、妙乃は間違いなく恋を、あの翔太という手紙を書いた男に恋をしているのだなと、この時、お逸は思った。
「達者でね。無事を祈るわ」
お逸が想いを込めて見つめると、妙乃もまた、真摯な眼で頷いた。