この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第12章 第四話【恋月夜】 其の弐
 お逸は眼を見開く。風船蔓ならば、お逸も見たことがある。父が丹精していた肥前屋の庭にも風船蔓があった。つる植物で、朝顔のように伸びてゆく蔓と紙風船形の果実が眼を愉しませてくれる。夏頃、純白の四弁の花を咲かせ、その花がまだ可憐で愛らしいこと、この上ない。
 夏になると、お逸はこの白い花を見るのが愉しみだった。
/880ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ