この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夢で逢えたなら~後宮秘談【怨のものがたり~朝鮮王朝後宮譚改題
第5章 妖婦
 胃の腑の具合でも崩したのだろうと軽く考えていたら、頑固な吐き気はいっかな治まる様子もなく、かえって烈しくなるばかりだ。
 そのせいで、ただでなくとも弱っていた身体が余計に弱ってしまった。加えて、この真夏の暑さである。
 百花は眼前の小卓を恨めしげに見つめる。松の実粥の入った碗と匙が置いてあるだけだが、全く手が付けられていない。今朝などは見ただけで烈しい嘔吐感に見舞われ、匙を手に持つことすらできない酷い有り様だった。
 手付かずのままの粥を見つめていた時、部屋の戸が静かに開いた。
/377ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ