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夢で逢えたなら~後宮秘談【怨のものがたり~朝鮮王朝後宮譚改題
第1章 恋の訪れ
 導宗はそれから泣きじゃくる沈貴人を慰めるのにどれほど苦労したことか。最後には〝子ども〟の代わりに何故か〝玉(ぎよく)の首飾り〟を贈る約束をさせられ、やっと三つ年上の女の機嫌はおさまった。
 民たちは血の汗を流し、日々、口にする糧さえ乏しいというのに、この女の頭の中には何というつまらぬ我欲しかつまっていないのだと、余計に心が冷えてゆくばかりだ。
 沈貴人は妃たちの中でも最も位が高く、後ろ盾となる父親も飛び抜けて高官だ。政治的な駆け引きを考えれば、貴人の父を怒らせることはできず、表面は機嫌の良い顔を見せてはいるが、あの女といると、いつも妙に苛々とした気持ちにさせられる。
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