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夜の営みを10倍楽しく過ごす方法
第6章 よしえ(40歳)
「ねえ。」
「なあに?」
「これからどこへ行こうか?」
「そうね。」
「家にいてもひとりぼっちでつまんないわ。」
「うちもぉ…」
「ダンナは仕事仕事で家にいないもん。」
「子供たちは、クリスマスの予定があるからと言うて遊びに行ってしまったみたいだしぃ…」
「そうね。」
「ねえ…だったらさ、ホストクラブへ遊びに行こうよ。」
「ホテルクラブ。」
「(B子)、知らなかったの?」
「えっ、なにがよぉ。」
「道玄坂に、新規オープンのホストクラブが今夜オープンするのよ。」
「そこって、サンチャ(三軒茶屋)にある話題のホストクラブじゃない。」
「そうよ。」
「アタシ行きたい。」
「えっ?」
「アタシね、サンチャの話題のホストクラブ…いっぺん行ってみたかったの…ねえ、いい男いるかしら…」
「いるわよ…イケメンぞろいよ。」
「ちょうどよかったわ。」
「ダンナはこの頃アタシを抱いてくれないもん。」
「そうね…ダンナとの夜の営みがマンネリしているのでちょーどいいかなぁ。」
「そうね。それじゃあ、晩ごはん食べたらみんなで一緒に行こうか。」
「わーい。」
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