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会えたらいいな…
第4章 小林 晴輝
「赤石、今度の日曜
こないだ言ってた 映画見に行かない?」

「うん。いいよ」

「じゃさ 今日調べとくな♪」

「ありがとう」


高校2年の春
私は 入学式の時に席が隣だった
小林 晴輝と 友達になっていた


「しいな、小林ってさ
しいな のこと好きなんじゃない?」

「だから それはないよ 友達だから
それ以上でも それ以下でもないし」


そう、もう 恋はしない
誰かとも 付き合おう 何て思わない


「小林は どう思ってるか わからないよ」

「あ、それより。
彩は 隣のクラスの 広瀬(ひろせ)くんとはどうなってるの?」


彩とは 同じ高校に入った

でも、彩は推薦で 合格して
私は一般

彩の方が 頭 いいんだよね…
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