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イタズラ な いじめ
第4章 生まれた 気持ち

「いった……」


一体 何?

空に浮かぶ 太陽の 逆反射で
顔が よく見えない


私は 押し倒されてる


「誰?」

「智広の友達」


ちひろ、智広?


「柏原の友達」


あ、柏原 智広
すっかり 下の名前を忘れてた

柏原の友達は 私を 起こしてくれた

可愛い、女の子のような 顔をした男の子


「僕、若葉 雄(わかば ゆう)。
愛衣ちゃん、透けてるよ」





「む ね」


自分の 胸を見ると 透けて 乳首が見えてる


「!」

「大丈夫、僕しか見てないから
これで 隠したら?」


若葉は 私に 着ていたジャケットを
羽織わせてくれた


「あ、ありがとう。若葉くん」

「雄」

「?」

「ゆう って、呼ぼう」
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