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ご褒美はキミ
第6章 麻痺していく
お腹に当たる、硬くて熱いものが何か……

もう、考えなくても分かる。

さっきまで私の中心を押し上げていたもの……


充輝先輩は私のお腹にソレを擦りつけて、緩やかに動かしている。

「……んぅ」

甘い痺れが、体も思考も支配し始めていた。


もっと……


何度も首を左右に振って、沸き上がる思いを振り払おうとした。
けれど、


……もっと、


思いは止めどなく溢れてくる。


充輝先輩の胸に頬を押しつけて、懸命に耐えた。


胸を激しく揉みしだかれて、少しずつ背中が仰け反っていく。
視界がチカチカと眩み、もう何も考えられない。

息苦しくて、必死に充輝先輩にしがみついた。
そうしなければ、立っていられそうになかった。

「も、もう……、うぅっ……んっ……」

早く終わって欲しいのに、体は別のことを望んでいた。
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