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ご褒美はキミ
第7章 望んでいるのは
太股に押し潰された乳首を、高志先輩は舌を探り入れて見つけ出すと、硬く尖らせた舌先で転がした。

「真帆、これが何か分かる?」

体を起こした充輝先輩が耳元で囁く。
名残惜しげに離れていった豊先輩の口を追いかけながら、のろのろと首を巡らせた。


涙で霞んだ視界の中で、充輝先輩は少しいびつな楕円形のものを手にしていた。
ワインレッドの可愛らしい色で、黒いシッポのようなものが一本ついている。

初めてみる形だった。
想像もつかない。


ゆるりと首を左右に動かした。

「そっか……。次の指令、このオモチャのモニタリングなんだ。協力してくれる?」

頷くと、充輝先輩の顔が近づいてきて唇が重なった。

「どんな感じか説明しなきゃダメなんだぞ。真帆、できる?」

豊先輩が首筋に舌を這わせた。
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