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先生〜梨花に捧げるセレナーデ〜
第9章 試合
ミオって子はサラサラと書いていく

悔しいけれど、慣れるしかない。と
横でせっせと書いていく


試合が終わり、ロッカーへ行くと先生は山崎さんと話していた


「ザキヤマさーーん!」ミオって子が呼ぶ

「おっ!ダーマツ!!」何て呼び合いだ?2人は謎のハグをしている
(チッ山崎さんも守備範囲かよ。)ムカつく
「先生!」大石先生に駆け寄るとニコっとしてくれた

「圭太、今日のノート」
「サンキュ」

何でもない会話なんだろうけど、疎外感と嫉妬で心がチリチリする

「じゃ、私達帰るねー」ミオって子が言う
(いやいや、もっとお話ししたいじゃん!)と思った矢先

「ダーマツ、もう帰るの?」と山崎さん(ナイス!)と思いきや、

「女子高生は色々と忙しいのよ。お、じ、さ、ん」

「誰がオッサンやねん!」山崎さん笑っている

女子高生で括られたら、私も帰る流れになってしまうじゃん。。。

「ザキヤマさん、申し訳ないんだけど乗せてくれません?」ミオって子が言う

「いいけど、こんなにデカい男2人に女子2人乗ったら流石に狭いぞ?」

「じゃぁ私、大石先生に乗せてもらいます!」咄嗟に願望を言葉にしてしまった

「「「「「えっ?!?!」」」」」全員が私を注目する

「流石にそれはマズいんじゃね?」ミナミ先輩が言う

もう、真っ赤になって下を向いてしまった


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