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先生〜梨花に捧げるセレナーデ〜
第13章 圭太の葛藤
高木さんの書いたノートを初めて見た時、俺は心臓が止まるかと思った

それは筆跡が余りにも瑞穂に似ていたから

瑞穂と会えるような気がして、次の試合予定を書くと彼女は来てくれた。後1回だけ。。。何度もそう思ってそれでもズルズルと続けていたら、ノートの端に「好き」と書いてあった

こんな気持ちは高木さんにも失礼だし、このままではいけないのも分かっているのだが、瑞穂が側にいるような気がして毎回楽しみになってしまったのだ

そして彼女は受験生になり、このまま自然消滅してくれ。と願っていたのに。。。

「片思いは自由ですよね」そう言われてまた心が揺れた

瑞穂。俺はどうすればいい?教えてくれ!!



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