パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 崩口川（くえくちがわ）

｢ちえりさん…アタシはちえりさんのことが心配になっているのでここへ来たのです…配送する荷物が盗まれた事件のことを問い詰めに来たのじゃないのです…｣
｢そんなことを聞いてあんたは何をしようとしているのかしら!!｣
｢何がしたいって…助けてあげたいのです…｣
｢やかましいわね!!できもしないくせにあんたに何ができると言うのよ!!｣
｢ですから、ちえりさんがセクハラやパワハラの被害を受けているのだったら、ハローワークが対応するから…｣

この時、ちえりの父親がハローワークの女性職員さんに硬いものを投げつけた。

「いたーい!!」

ちえりの父親は、ハローワークの女性職員さんにこぶしを振り上げて強烈な声で『帰りやがれ!!世間知らずのハラスメント公務員!!』と怒鳴りつけた後、硬い棒で殴り付けた。

母親は父親が怖いので、声を震わせて泣くより他はなかった。

ちえりは、女性職員さんをけとばした後にサイフの中から大金を抜き取った後、家から出て行った。

その間に、状況は刻一刻と悪化していたのできわめて危険な状態におちいっていた。