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辛口の甘め
第3章 近づき
それから数日が経ったある日、

「姫奈ちゃん」

誰かに声をかけられた。

振り返ると亮磨くんだった。

「え、え、姫奈ちゃんって…」

まさかの出来事に私は挨拶も忘れてまくし立てていた。

「え? なんで? 駄目なの?」

「いや、駄目な訳では無くて…」

真っ赤な顔で口ごもる。

「なら良いじゃん」

ニコニコ顔の亮磨くんに余計顔が赤くなってしまう。
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