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ど腐れたラブの物語【完結】
第4章 その3
マユミのカレ…?、のホスト君はマコトという名だった。
彼女がマコトにぞっこんとなったのは、言わば受身…。


同僚に誘われ、興味本位で出向いたホストクラブで覚ざめ、極論、”餌食”にされた。
気が付けば、甘い言葉とそのエロテクで骨ヌキにされ、結果的に金をむしり取とられる…。


いわゆる貢ぎ娘となった。
行きついた先は明快そのもので、”オレの体は欲しいなら、対価をよこせ”と…。


”その手”には極めて純&どんクサな彼女は、”金平糖”のようなどってり甘い踏み絵コトバを撥ね退けられず、文字通りズルズルと現状から抜け出せないでいたのだ。


何度決別しようかと思い立ったが…。
その都度、エッチ後のザーメン掃除の姿にキュンとなり、”それ”は萎えた。
その後ろ姿は…、”今の目の前”とカタチは一緒だったが、理屈は抜きで吉原の”それ”は、マユミの中の何かを弾いたようで…。


少なくとも、こんな掃除の行き届かない不潔な公衆便所でなら、マコトはそのまんまでいいやってことは目に見えていたし…。
でも、吉原はそうではなかったと…。




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