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君は僕のぬな
第2章 オタクの本能

チャンミンside



「…っぶぁはくしょん!!!」


「なに、チャンミン?夏風邪?」


「はい、何だか、今、寒気がしました。」


「まさか、井戸から本物?」


ユノが、目の前のセットの井戸の中を覗いてみたりしている。

その物々しいリアルなセットに、少し恐怖心が宿る。


「貞子が出てきたらどうするんですか?」


「チャンミン、あっち向いてて?」


「はい?」


とりあえず、言うとおりにしてみました。
…すると、案の定…。


「うぉぉー!!!ぽくが、貞子だぁー!!」


井戸の中に入り、手をお化けみたいにして、井戸から貞子みたいに出てくるユノ。


「……どお?チャンミナ?」


「……プッ」


残念ですけど、ドヤ顔でどう?って聞かれても、全然怖くないですよ?


「フッ…あなた、馬鹿ですか?やり直しです、さあ、もっと本気を出してやって下さい!」


冷たく言うと、ヒョンは、今度はスタッフに向かって、貞子の真似をやりはじめた。


「うぉぉー!!!チャンミナが虐めるよぉぉ!!!」


別に虐めてなんかいません、本当のことを言ったまでですね。

まあ、そんなユノのこと、嫌いでは、ないですよぉ?

新しい新曲も、なかなか良い仕上がりになりそうです、ぬなにも聞いてほしい。

貞子3D映画の主題歌ですけど…?

ぬな、ホラーは、苦手ですか?

今度一緒に見れたら良いですね♪


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