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感じさせて
第6章 1134号室
シンくんは

私の胸に顔を埋めて

甘えるように


「…んん……ん…」


と、時々声を漏らした





そんなシンくんの

頭を撫でながら

私は

シンくんの

柔らかい髪に

キス。





静かに

ゆっくりと

過ぎる時間に

私は、うっとりとしていた




「うさちゃん・・・」




「なに?」




「5分だけ・・・

5分だけ、寝てもいい?」




「・・・いいよ・・」




「5分したら

起こしてな・・・」




「うん・・・おやすみ・・」




「・・・・・」




すぐに

軽い寝息をたてた

シンくんが

愛おしい



このまま

朝まで



抱きしめてあげられたら

いいのに・・・





私も

ぬくもりに包まれて

このまま

眠れたらいいのに・・・





ふと時計に目をやる




そして




心の中で

溜息をついた






もう・・・こんな時間






でも

10分くらいは

眠らせてあげよう




どんな夢・・・

見てるの?




それとも

夢なんて

見ないほど



熟睡してるの?




シンくん・・・








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