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感じさせて
第10章 別れない理由
「あやまらんでえぇよ

俺がしたいことしてるだけや

うさちゃんは
なんも気にせんでえぇ」




耳や頬
髪や唇を
優しく触りながら

今度は
何も聞かずに



キスをした



さっきみたいに
濃厚なキスを
してはくれなかったけど



それは
仕方ない



と、思った





「なぁ…うさちゃん?」



「ん?」



キスのせいなのか

耳や頬を
なでられて
気持ちがいいのか

眠そうな
穏やかな顔の
うさぎは


緊張のない声で
返事をした



「旦那さん・・・

なんで
うさちゃんに冷たいんや?


こんな…かわいいのに…」





「・・理由は・・

ひとつじゃないから・・」





「そうかぁ・・

辛いなぁ

好きな人が
いっつもそばにおるのに

優しくしてもらえんとか・・」




穏やかな表情が

少し・・悲しみに変わる




「・・うん・・」




「そない辛いのに

別れることもでけへんのやろ?」




「・・・・」





「なんで・・・

離婚・・・



でけんの?」




その言葉を
口にした瞬間

俺の心臓が
ドクドクと
鼓動しはじめ

うさちゃんは
何か考え事を
しているような表情で


しばらく


黙っていた









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