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感じさせて
第15章 会いたい
その日


それ以上のことは

せぇへんかった



せっかく
いけたのに


それ以上のことして
失敗するのが怖かったし


うさちゃんも
気を使ってくれたのか
疲れてるからって
言うてたから





そして
いつものように

まったりしたり

ご飯を食べたりして



あっという間に



夜になってしまった





うさちゃんの
帰る時間が近づくと

俺は
うさちゃんにくっつき


「そろそろ帰るね」


って言葉を
うさちゃんが発しないように


猛烈に話しかけた





ちょっとした

時間稼ぎ





うさちゃんが
困ってしまうのは
わかってるのに


やめられへん




ちらちらと
うさちゃんが時計を見るたびに


キスをした




目を閉じてたら




時計




見られへんから・・








そんな子供みたいなこと
してたら




うさちゃんが




「帰りたく・・・ないな・・」



って

つぶやいた



珍しい・・




「ほな、帰らんかったらえぇ」





「・・・・


私が・・・・

ここに住んだら・・



困る?」





そんなこと
言うたん

はじめてや




「困るわけないやろ


俺は

そうして欲しいんやで?



このまま

ずっとココに

おってくれたら



死ぬほどうれしい」






「・・・・」




それから

うさちゃんは

黙りこくってしまった






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