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感じさせて
第19章 密会
あの若い男に会ってから
2日後
探偵は
書類と写真を持って
専務室のソファーに
座った
「いわゆる
フリーターですね」
「フリーター?
学生でもないのか?」
「はい。
レンタルビデオ屋で
アルバイトをしてる
21歳のフリーターです」
「はぁー・・・・」
思わず
溜息をついてしまった
「それで、
妻との接点は?」
「それはまだ
何も見つかっていませんが
専務から尾行の依頼を
受けた日あたりまで
その男の部屋に
時々女性が
来ていたそうです
同じアパートの住人の
話だと
容姿はかなり
奥様に似ているようで
まぁその・・・
漏れる声から
そうゆう関係だと思うと・・」
「遠まわしな言い方をするな
余計に腹が立つ」
「失礼しました」
プルルルル・・・
「電話だ、ちょっと失礼
はい・・・今、ちょっと
いえ、来客で
わかりました
すぐ行きます」
ガチャ
「すまないね
社長から呼び出しだ。
資料と写真を預かるよ
このまま
このクソガキの尾行
頼むよ」
「かしこまりました」
なんなんだ?
とにかく
すぐに社長室に来いと
親父からの
電話だった
探偵の報告書は
気になったが仕方ない
書類を引き出しにしまい
俺は
社長室へと
向かった