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感じさせて
第21章 感じさせて
背中から

抱きついてきた
心矢に

エプロンの
紐をほどかれ

服の中に
あたたかい手が
入り込んだ



耳に

心矢の息づかいを
感じながら



私の素肌にふれる

心矢の手が



一気に

私のスイッチを入れる






ふっ・・ん・・






でも

ここじゃ・・・




「・・うさちゃん

・・こっち・・見て・・」



耳元で囁かれ

自分が
目を閉じていたことに
気が付いた


少しうつむいていた
顔を上げて

肩越しに
心矢を見ると



ちょうど
口元が視界に入る



わざとなのか


そうでないのか



心矢は



ゆっくりと


唇を




舐めた






あぁ・・・



もうそれだけで

絶頂に似た
脳の刺激に

クラクラする



倒れないように

流し台を
強く握りしめて






私は


もう



全てを

預けるように




目を閉じた



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