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感じさせて
第21章 感じさせて
うさちゃんを
強く抱きしめたまま
俺は
ずっと聞きたくて
でも
聞けなかったことを
訪ねた
「なんで・・・
離婚してくれたん?
あんなに・・・
離婚できひんって
言うてたのに・・」
「うん・・・
心矢をね・・・
救いたかったの」
「え?・・」
「私を
地獄から
救ってくれた心矢を
救いたかった・・」
うさちゃん・・・
そう言って
うさちゃんは
俺の腕をほどいて
俺の頬を
両手で包んだ
「時々
切ない顔をする心矢を
救いたかった・・
心矢の悩みを聞いて
力になりたいって
・・・思った
私なんかに
何もできないかも
しれないけど
でも
あんなに
言いだせなかった
離婚を
したいと思ったの
心矢のために・・・
そんな理由じゃ
・・・・だめ?」
俺の頬を
包んだまま
真剣な目で
俺を見つめる
うさちゃんの目は
あっという間に
涙でいっぱいになった
「だめなわけ
ないやんか・・・
最高や」
「あのね・・」
「なんや?」
「心矢を
愛してるの・・・」
強く抱きしめたまま
俺は
ずっと聞きたくて
でも
聞けなかったことを
訪ねた
「なんで・・・
離婚してくれたん?
あんなに・・・
離婚できひんって
言うてたのに・・」
「うん・・・
心矢をね・・・
救いたかったの」
「え?・・」
「私を
地獄から
救ってくれた心矢を
救いたかった・・」
うさちゃん・・・
そう言って
うさちゃんは
俺の腕をほどいて
俺の頬を
両手で包んだ
「時々
切ない顔をする心矢を
救いたかった・・
心矢の悩みを聞いて
力になりたいって
・・・思った
私なんかに
何もできないかも
しれないけど
でも
あんなに
言いだせなかった
離婚を
したいと思ったの
心矢のために・・・
そんな理由じゃ
・・・・だめ?」
俺の頬を
包んだまま
真剣な目で
俺を見つめる
うさちゃんの目は
あっという間に
涙でいっぱいになった
「だめなわけ
ないやんか・・・
最高や」
「あのね・・」
「なんや?」
「心矢を
愛してるの・・・」