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大魔王の子を孕みます
第11章 1日
「まだ怒ってるのか?」
俺の顔を撫でてライズが聞いて来る。
俺はライズからぷいと顔を逸らし不機嫌を表現する。
今はライズの寝室のベッドの上…。
俺の裸体にライズが裸体を重ねてる。
薔薇園の事を根に持つ俺はずっとライズとは口を聞いてない。
それでもライズは全く悪びれる事なく、俺とSEX三昧の1日を過ごす。
「シロが私の女王になると知れ渡った段階で魔界中の者が私とシロが子作りをしてる事くらい誰もが知ってるというのに、今更、見られても困る事はないだろう?」
そう居直るライズが逞しい腕で俺の脚を広げながら俺の膣の奥を突き上げて来る。
「くっ…。」
俺は自分の手を口に当ててライズを睨み付けてやる。
魔族に羞恥心がないのはわかるが、俺は人間だ。
公開SEXでアンアン言う姿を魔界中で見せ物にされたくない。
その抵抗としてライズの愛撫に喘ぎ声を出さず、歯を食い縛り堪えてる。
本当は服を脱がされたり、ベッドに入れられたりする時もかなりの抵抗はしたが、如何せん、俺の身体は女であり、力じゃライズの身体も手もビクともせずにライズの成すがままにされてしまう。
その最後の抵抗が今の俺の状況だ。
絶対にライズに感じてる姿なんか見せてやんないっ!
そう意気込んでライズに挑む。
これは俺の剣士としてのプライドを賭けた戦いだ。
そうやって意地になる俺はライズの身体だけを見てライズとは顔を合わさないようにしてる。
顔を見たら…。
多分、俺の方が瞬殺されるし…。
惚れた弱み…。
あの笑顔を見たら俺はなんでも許してしまう。
あの声で囁かれたらライズだけで頭がいっぱいになって何も考えられなくなる。
だから今日はライズを威嚇してエッチに挑む。