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美女の身影
第14章 疼き
カラダに電流が流れたような感覚だった。


吉岡に体内を荒っぽく掻き回されて、ボーダーラインまで一気に上り詰めてしまった。


頭の中が真っ白になり、自分の声さえも聞こえない状態になる。


自分がどんな声を出しているのか、それとも出していないのかそれすらもわからなかった。


自分の意思とは関係なく女性器が挿入された吉岡の指を締め上げている感覚がある。


まるで何かを搾り取ろうとする女性の本能的なその動きに佑奈は自分でも、あまりのいやらしさに驚く。


四六時中疼いていたカラダの奥の重い感覚が解消されていく。
翔太にカラダを預けてこの刺激的な快感を佑奈は甘受する。


まだ絶頂の余韻が残っているのに、次の男がやってきて股の間に指を挿入し始める。


感度が高まっている状態で一気に貫かれて、脚がぷるぷると震えてしまう。
自分でも驚くくらい甘えた声が口から漏れ出る。


目の前の男ーーー
堺には彼女がいるらしい。

彼女持ちの男に指を入れられて感じてしまっている自分に自己嫌悪に陥る。
と同時に彼女がいるにも関わらず、堺がこのカラダに夢中になっていることに胸が高鳴ってしまっている事に佑奈は気づく。


堺は端正な顔立ちで、世間的に見ればイケメンの部類だ。
さっきの居酒屋の時から堺の手を見て綺麗な手だなと思っていたが、その指を根元まで挿入されてさっきの二人より指が長い事に佑奈は気づく。
奥のひときわ敏感なポジションまで届いてしまっている。


佑奈は抵抗のしようもなく、ただ身を任せるしかなかった。


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