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Gemini
第22章 ハリネズミ
ルカとふたり、私の部屋で他愛もない話をしていた。

ルカの友達の失敗談とか、マンションの近くで見かけるネコの話とか、今度やる映画の話とか。
なんてことない、まるで普通のいとこ同士みたいな。

そんな和やかな雰囲気だったのに、ルカが思い出したかのように話題を変えた。
「そういえばさ、自分でやったの?」

「なにが?」

「子猫の……ヒゲ?」
自分で言って一人で笑ってるルカ。

「なに?なんのこと??」
全く訳が分からない。

「んー?そうか…」
そう言いながらまたキスが始まった。
絡めたり追いかけたりして、指先でも遊ぶ。
時々ぎゅっと抱き合ったりして。

一枚ずつ服を脱いではベッドの下に落としていく。

「Embrasse-moi.」
私の目をじっと見つめてそう言ったルカは、ドキドキするくらいかっこよかった。

「ルカって…」
首に手を回して、今度は私からキスをする。
唇をはむっと挟んで、ベロでその柔らかさを感じとる。ルカの舌は私の下唇を優しくなぞった。

「こんなにかっこよかったっけ?」

「さあ」

背中のホックが外されて胸と胸がくっつくと、ふたりの鼓動の区別がつかなくなる。


このままルカと繋がりたい。

体中がルカを欲しがっている。


「ルカ…」
首筋から唇を離すと、ルカの名前か口からこぼれ出た。

「カナデ」
優しくて温かい指が私のほっぺをなぞる。

目を閉じてキスを待ったけど、ルカの唇は胸の先の突起に奪われてしまった。

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