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第6章 結婚の条件

ここまでの話で、なんとなく ‟ 普通 ” を求めたい気持ちは分かった。

それでも積極的に婚活に励んでいるんだから理解不能。
逆に男性恐怖症とかに陥ったりしそうだけど。


『あんた、単に男運悪かっただけじゃねぇの？
ハタチそこらだろ、下手な童貞に捕まったってだけで』

『実は……ある程度理解出来る歳に、祖母と母から忠告されていたんです。
女方の祖先から遺伝的に ‟ そういう家系 ” だって』

『……！』

『男性に強烈な快感を与える素質があるから、気をつけなさいと。
思い出して別の男性の方とも試したら、確かにそうだって言われて…』

『試した！？』

『あっ！ だ、だだ大丈夫です。
次はちゃんと紳士的な方でしたので、その、一夜限りで……///』


～～なんなんだよこの人怖ぇ！
蓮さんに絶対言えないこと次々ぶっこんでくるんじゃねぇよ！