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アンケートから生まれた Love story
第8章 2人の夜と、秘密
── SEXは好きじゃない、好きになれない
初めては痛い、と聞いていたけど
2回目以降もずっと痛いなんて知らなかったから、そう思ってた。
相手の目の色が変わって、何度も求められて
好きな人だから、それはそれで嬉しかったけど
遺伝的な特殊なカラダだから、と思うと酷く虚しくて。
だから、自分から シタイ なんて
そんなことを願うなんて絶対になかったのに……
「……っ タカくん……」
彼の顔に、手を伸ばして声を絞り出す。
「お願い……もう……」
「……!」
「もう、してほしい……」
引かれちゃうかな、自分から言うなんて。
だけど
奥で留まる指だけじゃなくて
私を見つめるあなたを、求めてしまう……
「ゴム取ってくる」
口角を上げたタカくんの表情も、声も
何もかもに色気があって、どんな言葉でも私を溶けさせる。
細くて引き締まった体
ちょっとした手の動き、仕草まで
眩暈がしそうなくらい、かっこよくてどうしようもない……