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アンケートから生まれた Love story
第16章 伏線回収.。.:*☽
白目になって
口から魂を吐き出しながら、崩れ落ちる人気投票ナンバーワン。
吹き出す瀬名と夏輝の前で、蓮が冷たい目を向ける。
「……この前の魔王の会。
いつも以上に盛り上がって楽しかったって
瑠璃がニヤけながら言ってた理由が、今になってようやく分かったよ」
「……!」
「ヒメ、お前が素直に吐くからこの様だ。
俺が美和の立場だとしたって喋るさ、こんな恰好の酒のネタ…」
「~~てめぇが焦って電話してきたからだ!!」
意識を取り戻したヒメが叫ぶ。
「じゃーねバイバイつって逃げたのはどこのどいつだ、あぁ!?」
「あー最悪だマジで。 折角封印した思い出のままにできたのに。
タカで撃沈した上、瀬名にまでバレるって…」
「あのな俺は死活問題だったんだ!
リアルに味わってみろ! あの北極のように冷えた美和の目を!」
「こっちは後輩に同期だぞ! これでも俺は会社では…」
「「「いいから早く言えよ」」」