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アンケートから生まれた Love story
第16章 伏線回収.。.:*☽
「なんだよヒメ。
後輩くんの事も知ってんの?」
どんだけ顔広いんだよ~って素朴な疑問を投げかけたら
「……姫宮、お前な」
そういや思い出したとばかりに
持っていたロックグラスを、瀬名が乱暴にテーブルに置いた。
「俺と蓮が知らねぇところで、随分と勝手な真似してくれたじゃねぇか」
「別に許可とる必要ねぇじゃん」
「あいつ、お前を軽々しくヒメって呼び捨ててたぜ。
完全にナメられて…」
「それ ‟ 俺から ” 呼べっつったの。
歳とか気にしないし、サン付けなんてする距離もねぇから」
「~~!!」
ガンッとショックを受けた瀬名と交代して
「……だとしても、だ。
冗談を言うのはよくないな」
不気味な笑みを浮かべた蓮が、ヒメの肩に腕を回す。
「buyerの転職を勧めるとか、そーいうの。
ジョークを真に受けて可哀想だろ…」
「え? あいつ来ねぇの?
本気なんだけど」
「~~!!」
「今日会ってもう一押しして
ちゃんと人事通して紹介する予定だけど」