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アンケートから生まれた Love story
第16章 伏線回収.。.:*☽
「……ヒメ、なにしてんの」
「……蓮、一体どうしたの」
お互い並び合ったご夫婦。
奥様方の旦那様を見つめる冷ややかな視線が……いつもと全然違う。
「秋を迎えに来たんだ。なぁ蓮」
「そう、ただそれだけ」
「そうだ、美和達も一緒に俺達の店に来いよ」
「そうだな、それ名案だ」
明らかに引きつった顔と、下手すぎる棒読みの会話。
私達3人と一緒に呆気に取られて見つめていた、後輩の彼が
「……! あ、しえりさん」
誰かから電話がかかってきたようで、スマホをポケットから取り出した。
「はい、これから向かおうかと……
え? ユーリさん? 夏輝さん? 誰それ」
「「……!」」
「ヘー○○○○の総合電機メーカー、本部勤務。
すげー、超話したい」
「「……!!」
「え、もしかしてマルチリンガルの?
ヤバイ、すぐ行きます!」
その声が明らかにワクワクしていて、彼が笑顔で通話を終えた途端
……なぜか、のっそりとダークオーラを背負って
鈴木さんと姫宮さんが立ち上がった。
・・・オーラの帯に、SHITTO(嫉妬)とハッキリと浮かんで見える。
人気投票上位3人が、超絶おかしい方向に進んでいますけど……
……本当に大丈夫?