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愛妻ネトラレ 久美子
第2章 お得意先への過剰接待
『ううぅ…まさか、こんなことになるとは』
久美子は、自分の安請け合いを後悔せずにはいられなかった。

いつものように取締役員に、フェラのサービス奉仕をしたある日、『今度大事な取引先との商談があるから、そこに同席して欲しい』と頼まれたのだ。
当然久美子は『無理です、無理です』と断った。
いちパートにすぎない自分にできることはなく、会社の大きな取引、契約にも関わってくる重要な接待なのだ。
場違いにも程がある。
それに、性接待をやらされるに決まっている。

だが、取締役員の『大丈夫、大丈夫。ただ君はいるだけでいいから。それにほら、報酬は現金で今先払いだよ。』の言葉と、眼前に置かれた見たことのない大金に、久美子はついフラフラと手を伸ばしてしまったのだった。

場所は都内某所。
会員制の高級料亭。
今回のような会社あげての最重要接待などでなければ、久美子には一生縁のない場所であったろう。

『やぁやぁやぁ、これは見事だ!』取引先の社長だろうか、恰幅の良い腹、いかにも高級そうなスーツ、でっぷりと脂ぎった外見、額に汗をかいているのは、恐らく年間通してに違いない。
『いやいやいや、恐縮です。弊社で一番の美人を口説き落として、なんとか用意させていただきました。』久美子に今回の接待へ同席するよう命じた取締役が口を開く。

なんでも、この取引先の社長が『一度でいいから、女体盛りを食べてみたい』と酒の席で言っていたのを、超大規模な取引契約の見返りに、実現してやったのが、この会合なのだ。

そう、久美子は今 一糸纏わぬあられもない姿で横になり、素肌には一流職人が捌いたであろう高価に違いない刺身の数々が綺麗に飾りつけられているのだった。
横たわる久美子の身には、まるで古代エジプトを思わせるようなゴールドを基調とした貴金属も、これでもかとあしらわれ、久美子の顔には中世ヨーロッパの仮面舞踏会で使われたようなアイマスク、これも古代エジプト風のもの、がつけられていた。
このアイマスクのおかげで素顔が隠せるのはありがたかったが、顔を隠すことでよけいエキゾチックなエロチシズムを増幅させているのは間違いなく、アイマスクの下の素顔はさぞ端整だろうと男性陣の妄想を膨らませるのに拍車をかけていた。
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