この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
瀬音とボクとよしみくん
第28章 記録会
……時間厳守。絶対、遅刻は駄目だからね」


「うん」


って、言ってたのに。


《……ただいま、この列車は、緊急停止信号を受けたため、発車を見合わせております。お急ぎのところ、誠に申し訳ありませんが、今しばらくお待ち下さい……》


なんで?


寝ぼうもしないで、きちんと起きたのに。
準備万端だったのに。
なのに、電車が止まるなんて。


いつ、動くのかもわからない。


同じアナウンスが何度も流れ、もう30分。


もう絶対遅刻だよ。


電車はあきらめて、駅を出る。


そうだ、タクシー。


あぁ、駄目だ、そこには長い行列が。


……神様、もう、あきらめろってことですか?


泳ぐだけ無駄。
恥をかくだけ。


なにより、瀬音くんに会えないのに、意味なんかあるのってこと?
それとも、マリアちゃんとはやっぱり別れてなかったんだっていう暗示?
なんてね。


今まで、頑張ってきたのはなんだったんだろう。






あぁ、こんなことで、あっけなくボクの挑戦は終わってしまうなんて。
ボクらしいといえばボクらしいのかな……
/461ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ