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瀬音とボクとよしみくん
第33章 マリアの約束
それに、瀬音くんとのキスは、もったいなかったな。
夢だったなんて残念すぎる。
だって、瀬音くんとのキスなんて、夢のまた夢なんだか。
やっぱり、夢が覚めてしまったのを後悔する。
瀬音くんの味
瀬音くんの感触
瀬音くんのにおい
今でもその感触が唇に残っているよ。
ボクはその感触を確かめるように自分で自分の唇を撫でる。
すると、何故か瀬音くんの様子がおかしい。
ん?
「どうしたの? 瀬音くん」
「してねぇからな」
「してないって、なにが?」
え?
してない?
まさか……
「いや、べつに……ちがう」
「え、嘘でしょ? もしかして……キス……した?」
夢の中のキスはあまりにもリアルで、それは、つまり?
「だから、してねぇって」
いや
「その態度がしてるっていってるんだって。まさか、寝ている時にキスするなんて、信じらんない」
有貴くんじゃあるまいし。
ひどいよ、寝てる間にするなんて。
夢だったなんて残念すぎる。
だって、瀬音くんとのキスなんて、夢のまた夢なんだか。
やっぱり、夢が覚めてしまったのを後悔する。
瀬音くんの味
瀬音くんの感触
瀬音くんのにおい
今でもその感触が唇に残っているよ。
ボクはその感触を確かめるように自分で自分の唇を撫でる。
すると、何故か瀬音くんの様子がおかしい。
ん?
「どうしたの? 瀬音くん」
「してねぇからな」
「してないって、なにが?」
え?
してない?
まさか……
「いや、べつに……ちがう」
「え、嘘でしょ? もしかして……キス……した?」
夢の中のキスはあまりにもリアルで、それは、つまり?
「だから、してねぇって」
いや
「その態度がしてるっていってるんだって。まさか、寝ている時にキスするなんて、信じらんない」
有貴くんじゃあるまいし。
ひどいよ、寝てる間にするなんて。