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瀬音とボクとよしみくん
第34章 おまけ③ リクエスト
……そこは
そこだけは、この帝国においても自由の場所に思えた。
日も暮れ、営業時間も残りわずかになった遊園地には、人はまばらだった。
まるで貸切りだった。
「いいのかな? もうすぐ営業時間終了が迫っているみたいなのに……」
「大丈夫だ。これぞ、ロイヤル特権。無理やり伸ばしてもらった」
「それは……ヤバイな」
「な」
遊園地の職員には申し訳ないが、今日だけ、今だけは我慢してくれ。
ジュノは、まるで少年に戻ったようだった。
「ほらほらっ、ザック、次は、あれ乗ろう」
「待てって、まったく……」
あれ、デジャヴ?
前にも、同じようなことをしたような。
まぁ、いいか。
今を楽しむんだ。
そこだけは、この帝国においても自由の場所に思えた。
日も暮れ、営業時間も残りわずかになった遊園地には、人はまばらだった。
まるで貸切りだった。
「いいのかな? もうすぐ営業時間終了が迫っているみたいなのに……」
「大丈夫だ。これぞ、ロイヤル特権。無理やり伸ばしてもらった」
「それは……ヤバイな」
「な」
遊園地の職員には申し訳ないが、今日だけ、今だけは我慢してくれ。
ジュノは、まるで少年に戻ったようだった。
「ほらほらっ、ザック、次は、あれ乗ろう」
「待てって、まったく……」
あれ、デジャヴ?
前にも、同じようなことをしたような。
まぁ、いいか。
今を楽しむんだ。