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瀬音とボクとよしみくん
第34章 おまけ③ リクエスト
あぁ、意識がだんだん薄れていく。
ジュノ……
ありがとう……
「なんだ? なにを言いたいんだ、ザック。ダメだ、死ぬなっ」
ジュノ……
愛、して、るよ
「なに? 聞こえないよ、ザック」
俺はジュノに抱かれたまま
ジュノの涙が俺の顔に零れ落ちてくる。
「……ザック……愛していたんだ……ずっと。あぁ、もっと早く言えばよかった」
俺もだ
あぁ
死んでも……来世で
また会おうなジュノ……
「ダメだ、ザック、ダメだぁぁ……