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瀬音とボクとよしみくん
第35章 デート②
「そんなに残念がるな。かわいいやつだな」
瀬音くんがボクの頭をポンポンして言う。
なぜなら、観覧車が止まっているから。
強風のため、運転中止?
ありえない
ありえないよ。
「おらっ」
瀬音くんがボクの頭を持ったまま、くるっとボクの頭を回転させる。
すると
ボクの目線の先には高い建物が。
それは、遊園地に隣接するホテル。
「あそこに行くぞ」
「え? だって、あそこって……」
高級ホテル。
とてもじゃないけど、ボクたちでは泊まれない。
首を傾けないと見えないくらい高い。
ホテルに瀬音くんと行けるのは嬉しいけど、不安がまさる。
「ほらっ」
そんなボクの不安を予想してたかのように瀬音くんが言う。
手にはなにやらチケットが。
「心配すんな。タダ券あるっ」
「タダ、券……?」
瀬音くんがボクの頭をポンポンして言う。
なぜなら、観覧車が止まっているから。
強風のため、運転中止?
ありえない
ありえないよ。
「おらっ」
瀬音くんがボクの頭を持ったまま、くるっとボクの頭を回転させる。
すると
ボクの目線の先には高い建物が。
それは、遊園地に隣接するホテル。
「あそこに行くぞ」
「え? だって、あそこって……」
高級ホテル。
とてもじゃないけど、ボクたちでは泊まれない。
首を傾けないと見えないくらい高い。
ホテルに瀬音くんと行けるのは嬉しいけど、不安がまさる。
「ほらっ」
そんなボクの不安を予想してたかのように瀬音くんが言う。
手にはなにやらチケットが。
「心配すんな。タダ券あるっ」
「タダ、券……?」