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瀬音とボクとよしみくん
第41章 あの日、あの時
「これは、ヨシミちゃん……良実くんだね、そしてボクと、あと一人は誰だろ? それに、なんの写真? まったく覚えてないよ」
「あ、これは英語教室の発表会ですね」
「発表会?」
「えぇ、覚えてますよ。英語教室の発表会をたしか県民ホールで、したんです。たしか、英語フェスティバルとかなんとか、いろんな英語教室合同で」
「何を発表するんだよ」
「歌とかですかね。ABCの歌とか……」
「へぇ」
「全然覚えてないや。この少しふて腐れている子って、誰かな? なんだか、瀬音くんに似てない?」
「なんで、俺なんだよ、英語教室なんて、いくわけないだろ、どれだ?」
瀬音くんは、写真を手にとり凝視する。
そのまま、固まる。
「あ、これは英語教室の発表会ですね」
「発表会?」
「えぇ、覚えてますよ。英語教室の発表会をたしか県民ホールで、したんです。たしか、英語フェスティバルとかなんとか、いろんな英語教室合同で」
「何を発表するんだよ」
「歌とかですかね。ABCの歌とか……」
「へぇ」
「全然覚えてないや。この少しふて腐れている子って、誰かな? なんだか、瀬音くんに似てない?」
「なんで、俺なんだよ、英語教室なんて、いくわけないだろ、どれだ?」
瀬音くんは、写真を手にとり凝視する。
そのまま、固まる。