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第2章 きいろい花

『フゥ～～終わった終わった♪』



『・・・』





グッタリ



(笑)




お節介オンナに



散々なスパルタに遭って




オレは図書館の閉館時間ギリギリまで

監禁(？)され




ようやく解放されたんだ









なんかひとりで

達成感漂わせてるしさソイツ






まぁ…でも


カンナの宣言通り


数学の宿題は見事に終わったんだ











『ぁ・・・サンキュ』




いくらなんでも
礼くらいは言うのが筋だよね



(・・・二度と頼みたくないが(笑))





『え？あぁ…ううん

ねぇ・・・滝川くんさ

言うほど勉強とかキライじゃないでしょ？』







『・・・？』







『ちゃんとやったら
色々楽しいかもしれないのに』






『よけーなオセワ』







『あは・・・だよね(笑)』







『・・・でも・・・なんで？』





なんで聞き返したのだろう？



咄嗟に聞いていた



なんで？




多分それは




・・・誰にも



そんな可能性(こと)を


言われた事がなかったから・・・。