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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第3章 青い時代(とき)の瞬き
『ふふ・・・でも、それって

滝川くんもじゃない・・・』




『・・・』





『得なことも…理由も

ないけど助けてくれたでしょ?』





『・・・』





『おんなじだよ♪』







全然・・・ちがうと思うんだ









結果として誰かを…助けてあげた




そうだとしても


オレの場合は・・・単純に

〃人間の習性〃を知ってのこと




人間〃長い物には巻かれろ〃

〃強い者には逆らうな〃



そんな習性って

誰しもどこかに身に付いてる



大人も子どももなくさ

どこかに





自分より弱いヤツはイジメるけど


自分が敵わないヤツ

自分より強そうなヤツ

自分より・・・デカイヤツ(笑)



そういう…敵わなそうな相手には

人間、自然とぶつかろうとしない



寄ってたかってイジメなんかするような

しょうもないヤツなら尚更ね




オレは単純に

そういう〃習性〃を知ってただけだ





平均よりも

頭が1,5倍飛び出てるヤツなんか


普通に相手を見てるだけで

その〃見下ろす〃様が

メチャクチャ恐いとかね?(笑)



そんなこと…散々言われてきたからさ?






だから・・・オレのその行動と





勝てるかわからない


いや・・・勝てない相手に


無謀にも勇気を出して向かって行った





そんな・・・カンナの純粋な正義感は





オレとはまったく・・・違うものだよ












『オレは…そんなんじゃないよ』






『クス・・・それでも・・・ありがとう』









背中に・・・もう一度熱が伝わって

カンナのやわらかい声がした
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