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第3章 水の中での戯れ

多少の社交辞令が混じっていたとしても、職場や友達の間で妻の器量の良さを褒められるのは素直に嬉しいし、鼻が高い。

誰しも年齢には抗えないけれど、愛する妻には年相応にこれからもずっと可愛くいて欲しい。

なんと言っても、自分が選んだのだから。

選ばれた以上、いつまでも綺麗でいてもらわないと困る。

この自分に相応しい女として。

脱衣所の扉に手をかけたところで、賢哉は笑いを漏らした。